ある朝、認知症の父が行方不明。そんなときの捜索の方法は?

一人暮らし認知症

ならば、なぜ一人暮らしを続けさせるのか?

と言われるかもしれません。

 

 

家族やケアマネージャーさんとも相談して

・父は何よりも自宅が好き

・娘の家に泊まりに行こうとさそっても

自宅以外に行くと必ず「もう家に帰る」といい、

宿泊すらできない。

・家事は自分で全部できる

・娘が近くに住んでいる

 

いろいろ話し合いをして、やはり、父の望みを優先したくて

「今の環境で1日でも長く生活ができるように」

と考えました。

なるべく一人で過ごす時間をなくそうと

デイサービスにも行くようになりました。

 

見守る方も安心できるようにと

便利なWebカメラ

携帯で居場所がすぐに確認できる

イマドコサーチ機能がある携帯に変更したり

文明の利器を駆使していきました。

 

認知症は治るものではないとわかっているけれど

実際父は認知症が進んでいるなぁと感じながらも

順調に日々を過ごしていました。

ところが。

早朝のカメラチェックに父の姿がない

月曜日の早朝「カメラに父が映らない!」と姉から連絡がありました。

おかしい、いつもなら朝は必ず、リビングで何か食べてるはずなのに。

 

あわてて父の家に帰って行きました。

愛用の自転車がありません。

認知症の父がいない

 

認知症、行方不明時の捜索手順

第1に「いないこと」を確認する!

家のどこかにいたり、近くをお散歩していたりする場合があります。

近くをさがし、身内、職場に連絡をしましょう。

 

第2にケアマネージャーさんに連絡

我が家の場合は、ケアマネージャーさんの連絡先を

あらかじめ教えてもらっていました。

お仕事時間外でも、ラインなどで様子を伝えたり。

相談事を書いておいたりできました。

 

行方不明だとわかると気が動転してしまいます。

冷静に対応ができる方に頼るのが一番!

ケアマネージャーさんから「最寄りの派出所に行きましょう」

との指示がありました。

 

第3「最寄りの派出所」に行く

高齢で一人暮らしの場合は、近くの派出所にお伝えしておきます。

「高齢で一人暮らしなのでよろしくお願いいたします。」と。

(認知症になってからではなく、

派出所の異動があったりしたとき

挨拶にこられます。そんな時を利用しましょう)

最寄りの派出所に行き、状況を伝えます。

 

第4警察に連絡してもらい、捜索願をだす

そのとき、「市内だけでいいですか?」と聞かれます。

父は以前、市外に住んでいたこともあり、京都にもよく行っていたので

「全国手配でお願い」しました。

遠慮はいりません。見つかったら取り下げればいいのですから。

行方不明者。全国登録

 

 

第5 見つかることを祈る

あとは見つかることを祈るばかりです。

高齢で認知症の人が行方不明になり、

3日見つからなければ、発見される可能性は激減します。

当日発見の生存率は約83%

翌日発見では64%

なんと5日以降の生存率は 0 だそうです。

早期に動くことを忘れないでおきましょう。

 

 

第6 警察から連絡があればすぐに迎えに行く

ここまで。必ずたどり着きたいです。

発見時にはやはり

服や下着、あらゆるところに名前だけではなく、

住所も書いておくようにと言われました。

そうですね。認知症の徘徊。これほど怖いものはありません。

 

我が家の場合は

 

月曜日の早朝「カメラに父が映らない!」と姉から連絡がありました。

おかしい、いつもなら朝は必ず、リビングで何か食べてるはずなのに。

あわてて父の家に帰って行きました。

愛用の自転車がありません。

認知症の父がいない

ここから始まりました。

 

そういえば、昨夜カメラを見た時に電気が消えていたので

『今夜は早く寝たなぁ』と。

日中も最後にみたのは?と姉兄と考えてみても、

日曜日だったので時間はだいたい6時ぐらい?

以降は電気が消えていたので、てっきり寝てしまっているのだと

 

まさか、昨夜からいなかったのか?

不安が押し寄せてきました。

 

ケアマネさんにすぐ連絡をしたら

警察に届けましょうと言われました。

きっとケアマネさんがいなければ、

すぐに警察に行くこともなかったかもしれないです。

父の体力は50代くらいかも。と言われるくらいで。

今だに自転車で買い物に行ったりしていました。

70代半ばくらいまで、

毎日近くのスポーツジムに通い、スイミングしていました。

シルバーの大会で優勝をした経験もあります。

体力半端ない!

 

 

自宅に自転車がなかったので、警察で全国手配にまでしてもらいました。

すると、数時間後

なんと幸いなことに、自宅から30キロはなれたY市で見つかりました。

警察から連絡があり、

「歩道をふらふらと歩き、倒れそうだったので

通りがかりの方が救急車を呼び、保護されました。」

とのこと。ありがとうございます。

父は認知症ですが、自分の名前は言えますから。

救急車に乗ったときはまだ、「捜索願」が上がっていなかったので

父の名前はヒットしませんでした。

しかし、しばらくして検索にでたようです。

よかった。

すぐに病院に迎えに行きました。

父は全く状況が把握できていなかったです。

「今日はみんなから質問ばかりされる」と

「おまえ、なにしにきたんや?」と

そのあと、ごはんいっぱい食べて爆睡でした。

やれやれ。今となれば、笑い話で済ませられることですが、

実際は、不安でいっぱいでした。

 

そして、あとからゆっくり考えてみると

発見された時、なぜか自転車は乗っていなかったのです。

どこに置いてきたのでしょうか?わかりませんが。

それから

父の財布にコンビのレシートがあり、

なんとそれは発見されたY市から

約7キロぐらい離れたN市の(; ̄O ̄)コンビニのレシートでした。

早速、、そのコンビに連絡し、

防犯カメラの記録を確認してもらったら

『確かに、その時間に自転車で来られ、

買い物をし、すぐにまた自転車で帰られたようです。』

とのことでした。

自宅から車でも40、50分くらいかかるところまで自転車?

残念ながら携帯は自宅に置いたままだったでしたので、

イマドコサーチでは「自宅」を表示されていました。

なので、一切状況はわからなかったのですが。

今回は無事に発見されました。

以降わたしは四六時中、カメラで父を確認し、

朝は出勤前に父をデイサービスに送り出す。

そして仕事が終わってから父の家に行き、

晩ごはんの買い物も一緒に行くようにしました。

そして、今日は?と聞いても

どこも行ってないわ。と言う(笑)

おや??今日も朝からデイサービス行きましたよね。

そっかぁ。

日々、仕事も家のこともあるけれど

わたしの意識は大半を父が占める

注意力散漫…>_<…

この事件があってから、デイサービスを最大限まで増やしてもらいました。

行ってる間は仕事に集中できる、わたしは‥

父にとってそれがいいことなのか、わからないけど。

 

今まで・・病気とは日にちが経つと治るものと思っていました。

しかし、認知症は違うらしい(*_*;

良くなることはなく、逆に進行していくもの。

なかなか受け止められないこともあるんだけど。

仕方ない!

それが「歳を取る」ということなのだ

と介護施設に勤める友達が教えてくれました。

そうだなぁ。とても納得いく言葉でした。

好きなこともしながら、息抜きしながら。

義務や負担ではなく、

自分がやりたいから、そうするのだと。

笑顔でいられる自分でありたいなとそう思います。

 

 

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