大事な家猫が家からいなくなるなんて考えるだけで怖いです。
しかし!嘆いている場合ではありません!
そのとき、どうする!なにをしたらいい?
普段からお外に出かける猫ならいいのですが、
外は危険がいっぱいなので家の中だけで飼う方も多いですね。
我が家の猫もずっと家の中にいます。
家の中を自由に動き、夏は涼しいところ、冬はあったかいところを
ちゃんと自分たちで見つけて寝ています。
とくに白猫の「ちびにゃん」は家から外に出したことはありませんでした。
完全室内飼の猫さんでした。
ところが・・
まさかの逃走・・
それからの不安は計り知れないものがありました。
猫の名前を呼びながら、家の近くをさがす
室内飼いの猫は、「あれ?でちゃった・・」と思っているのでしょう。
なにかの拍子に外に出てしまった。ということが多いですね。
テリトリーがほぼないので
あまり遠くには行きません。というか、行けません。
しかし、ほかの猫に追われたりすると
どんどん走って行ってしまう可能性もありますけれど。
行方不明になったらすぐに自宅近くを探しましょう。
ポイントは!
いなくなった猫ちゃんの名前を呼びながら。です!
猫の猫の五感で一番優れているのは聴覚。
必ず、飼い主さんの声は聞こえているはずです。
人が聞き取れる音の周波数が20~2万ヘルツなのに対し、
猫では45~6万4千ヘルツまでの高音を聞き取ることができます。
ですから・・大声で叫ばなくても大丈夫です。
いつもお部屋で呼ぶような声で。
いつものようにお名前を呼んでください。
姿が見えるとラッキーですが、
外に出てしまった猫は恐怖でおびえていることが多いので
どこかでじっと身を潜めているはずです。
とりあえず、声が聞こえているということがポイントです。
猫が隠れていそうなところを目線を低くして探しましょう。
猫の嗅覚もすごいです。
嗅ぎ分ける能力は人間の数万~数十万倍とも言われています。
自宅の前にトイレと餌を置く
「あなたのおうちはここですよ!」
とわかるように!
玄関にいつものトイレ、そしていつものエサ入れといつもの餌を置きましょう。
我が家では小さい時からずっと使っていた
バッグも一緒に置き、そのバッグの中にエサ入れを置きました。
他の猫が来たらどうしようとちょっと不安になりましたが、
置いてみました。
猫さんって、餌をエサ入れに入れる音を
とってもよく聴いています。
餌を入れるとどこからともなく走ってきますね。
嗅覚と聴覚を使わない手はありません。
わたしは何度も餌をエサ入れに「カラカラカラ」と入れる音を出しました。
「猫を探しています」のチラシを作る
いきなり、玄関先に猫のトイレや餌が置いてあったら
ご近所の方が心配されますから。
玄関先にチラシを置きましょう。
こんな感じです。
そうすると、ご近所さんの目にも留まりますし。
ご近所をふらふらと猫さんの名前を呼びながら
悲痛な徘徊状態の飼い主さんを見ても
不審がられることは激減します。(たぶん)
とくに通学途中の子どもたちが見てくれたら、
情報がもらえるかもしれません。
チラシをSNSにも投稿する
わたしはツイッターに投稿しました。
ツイッターを読む人が猫を見つけてくれるのが目的ではなく、
これは、やはり「猫がいなくなった」ということを
自分ひとりで抱えこまないためでもあります。
もしかしたら、もう2度と帰ってこないかも知れない・・という不安で
心が壊れそうになります。
そんなとき、
「大丈夫?」などという言葉がもらえると
とても心強いです。
もちろん、ご家族や友人、ご近所さんにも
相談してみましょう。
玄関を開けて、猫が動く時間帯をじっと待つ
怖がりの猫さんは日中あまりウロウロできません。
怖くて。。
おそらく、静かになった夜中や朝方動きだす可能性が大きいです。
猫さんがいつでも入れるように玄関など開けておきましょう。
もし、ご自宅で複数の猫さんがいたら。
玄関を開けっぱなしにしてはいけません。
その子が出ていってしまいます。
我が家では。。やってしまいました。
気がついたら、「にゃんこあにき」がいなくって・・ガーン
もう、その時の落胆はとてつもなく大きかったです。
しかし、悲しんでいる場合ではない!
超プラス思考のわたしは
「もしかしたら、白猫ちびにゃんを呼びに行ってくれたのかもしれない。」と
思いこみました。
「にゃんこあにき」はたまにお外に出てしまうこともありますが
数分で戻ってきます。(でも不安なので極力外には出さないようにしています。)
この日もしばらくしたら戻ってきました。よかった・・
複数飼いなら、他の猫の反応を見る
ご自宅に複数の猫さんがいるなら、
他の猫の反応を見ましょう。
猫の聴覚は半端ないですから。
おそらく、いなくなった同居猫のことは聞こえているのかもしれません。
我が家では、
「にゃんこあにき」がいますので、
彼に「お願いだから探して、帰るように伝えて・・」
と言い続けました。
玄関を開けっぱなしにしたいので
「にゃんこあにき」を子ども部屋に閉じ込めました。
仕方ない!
しかし、「いや~~」「だして~~~」「ドアあけて~~」と(そう聞こえる鳴き方)
にゃんこあにきがなきわめきました。
ふむ、これならちびにゃんにも聞こえているはず。
自宅はここよ!にゃんこあにきはここにいるからね。
「家にいる猫を部屋に閉じ込め鳴かせる・・」
というのもよいのかもしれない。とふと思いました。
これも使えそうな方は使ってください。(^^;
いなくなった猫さんのことを思い、じっと待つ
ネットで検索すると
タオルやバッグ、ネットなどを持って探しに行くとありますが、
その猫さんのいつもの様子を参考にされるといいですね。
我が家の場合は捕まえられるとは思えませんでした。
やった!いなくなった猫を見つけたらどうする?
嬉しい気持ちはわかりますが
決して、叫んではいけません!
猫さんもいきなり危険がいっぱいのお外に出てしまい、
めちゃくちゃ不安で恐怖でパニックになっています。
大声を出すとまた走って行ってしまいます。
わたしも失敗しました。
夜中、12時すぎぐらいに
ちびにゃんが現れたのです!
あ~~~いた!生きてた!
当然、「ちびにゃん」はおうちに帰りたいと思っていると
そぉっと玄関を開けたら・・・
餌も食べずに走って行ってしまいました。
( ;∀;) 大失敗です。
だめです。
もともとお名前を呼んでくるような猫さんではありませんでしたし。
しかし、ちょっと走って
わたしの方を見ました。
「ちびにゃん!おいで」と小さな声で言いました。
すると
「にゃぁ・・」と小さな声で鳴いてくれました。
こわいの。。って聞こえました。
だ・か・ら・ぁ~~~
帰っておいでよぉ。
おうちの中は安全だし、あったかいし、えさもいっぱいある
にゃんこあにきもいるのに。
しかし、ちびにゃんは走って行ってしまいました。
追いかけるとどんどん遠くにいってしまいそうなので。
お見送りしました。
生きていることがわかり、近くにいることがわかりました。
今はそれで充分。
最後の手段!餌まき、おびき寄せ作戦
餌が大好きなので。
最後はもう「おびき寄せ作戦」に入りました。
餌を玄関の横から玄関前、
そして玄関を少し入ったところ
玄関あがったところ。
それぞれに餌を置きました。
そのころ。「にゃんこあにき」が反応したのです。
しきりに駐車場の方をのぞき込みました。
「ちびにゃん?」
そっと出たら、
ちびにゃんの姿が見えました。
名前を呼んでも逃げていくので
玄関をあけて、リビングのドアは閉めて待つことにしました。
何も食べていないのでしょう。
お腹もすいているのでしょう。
夜中の3時ぐらいに
帰ってきました。
置いてあった餌を全部食べて・・
一度家に入ると安心です。
おかえり。
おしっこもできなかったのかもしれません。
いつものトイレでおしっこ。
そして、にゃんこあにきのトイレでウンチ・・(なぜ兄貴のトイレなのか?!)
見つかってくれることが一番です。
もし、今、行方不明の猫さんをお探しの方。
猫は自分の家を覚えています。
猫さんも帰りたい気持ちでいっぱいのはずです。
どうぞ、おうちに戻ってきますように。
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